2024年5月17日(金)
新約における御使いたち
Angels In The New Testament
「ご自分の霊を御使いとし(Who maketh his angels spirits)、焼き尽くす火をご自分の召使いとされます。」(詩編104:4)
旧約聖書における御使いたちと人々との関わり方と、新約聖書における御使いたちと私たちとの関わり方には違いがあります。旧約聖書では、御使いが人々に対する権威を持っており、誤った者を罰することさえできました。
簡単な例えで、ゼカリヤについての話が新約聖書に書かれていますが、旧約の時代に起こったことです。御使いがゼカリヤに、年老いたゼカリヤとその妻がバプテスマのヨハネという子を授かるという知らせを伝えました。
しかし、ゼカリヤは御使いの言葉を信じることができず、御使いはゼカリヤの不信仰を罰し、ゼカリヤはバプテスマのヨハネが生まれるまで口がきけなくなりました。(ルカ1:19-20を参照)しかし、新約聖書では、御使いは私たちのしもべであり、実際に私たちに仕えているのです。
聖書によれば、御使いは「……みな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。」(ヘブル1:13-14)とあります。私たちは救いの相続者です。御使いたちは、私たちのために、つまり私たちに仕えるために遣わされた「仕える霊」なのです。旧約では、御使いたちは人々に対して仕えていましたが、新約では、御使いたちは私たちのために仕えているのです。
これは素晴らしいことです!これは私たちの主イエスがどれほど実際的であり、強力な方であるかを示しています。私たちはイエスの御名によって働くからです。イエスの御名によって、私たちは指示を下し、御使いたちもその指示に従うのです。1ペテロ3章22節でこう述べています。「キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。」 ハレルヤ!
祈り
愛する父よ、キリスト・イエスにおいて、万物を治め支配する権威を私に与えてくださったことを感謝します。私のために奉仕している聖なる御使いたちに感謝します。今、私の人生と私のために起こるようにと、父が定められたことをすべて実現させるように、私は今、イエスの御名によって、御使いたちを遣わします。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(詩編91:11)まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。
(1ペテロ1:12)彼らは、それらのことが、自分たちのためではなく、あなたがたのための奉仕であるとの啓示を受けました。そして今や、それらのことは、天から送られた聖霊によってあなたがたに福音を語った人々を通して、あなたがたに告げ知らされたのです。それは御使いたちもはっきり見たいと願っていることなのです。
(ヘブル1:5-8)神は、かつてどの御使いに向かって、こう言われたでしょう。「あなたは、わたしの子。きょう、わたしがあなたを生んだ。」またさらに、「わたしは彼の父となり、彼はわたしの子となる。」6 さらに、長子をこの世界にお送りになるとき、こう言われました。「神の御使いはみな、彼を拝め。」7 また御使いについては、「神は、御使いたちを風とし、仕える者たちを炎とされる。」と言われましたが、8 御子については、こう言われます。「神よ。あなたの御座は世々限りなく、あなたの御国の杖こそ、まっすぐな杖です。
(ヘブル1:13-14)神は、かつてどの御使いに向かって、こう言われたでしょう。「わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまでは、わたしの右の座に着いていなさい。」14 御使いはみな、仕える霊であって、救いの相続者となる人々に仕えるため遣わされたのではありませんか。