The Regeneration Is Not Over

「まことに、あなたがたに告げます。わたしに従ってきたあなたがたは人の子が自分の栄光の座に着く新しい世代に、あなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二部族をさばくのです」。 (Verily I say unto you, That ye which have followed me, in the regeneration when the Son of man shall sit in the throne of his glory, ye also shall sit upon twelve thrones, judging the twelve tribes of Israel.)”(マタイ19:28K.J直訳)

上のみことばは句読点をどこにつけるかによって意味が多少異なってきます。聖書翻訳者たちは彼らの特権を使用して、“わたしに従って来たあなたがたは”の後ろにコンマをつけました。しかしそのコンマは“新しい世代(regeneration)”という単語の後ろにつけられ、次のように解析されなくてはなりません。“・・・新しい世代にわたしに従って来たあなたがたは、人の子がその栄光の座に着く時、あなたがたも十二の座に着いて、イスラエルの十二の部族をさばくのです。(…ye which have followed me in the regeneration, when the Son of man shall sit in the throne of his glory, ye also shall sit upon twelve thrones, judging the twelve tribes of Israel.)”

あなたは“違いが何ですか?”と聞くことでしょう。その差はおびただしいです。イエス様は新しい世代がこれから来ることではなく、すでに起こったこととして見られました。聖書翻訳者たちはイエス様が復元(reconstitution)について言っておられると考えたことは明らかです。復元は蘇生(renewal)の類似語であることもありますが、同じものではありません。聖書は使徒の働き3:21で再構成のたとえを提示してくれます。“このイエスは、神が昔から、聖なる預言者たちの口を通してたびたび語られた、あの万物の改まる(restitution)時まで、天にとどまっていなければなりません。”万物の復元、回復、復旧、再建または組み替えは未来のことです。しかし新しい世代(regeneration)ということは再誕生(rebirth)、蘇生(renewal)であり、復旧(restoration)ではありません。

新しく生まれ変わった時、あなたには新しいいのちが与えられました。“神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗い(by the washing of regeneration)をもって私たちを救ってくださいました。”(テトス3:5) イエス様はご自身の弟子たちとこの世代(this regeneration)を始めるために来られ、このため彼らに“新しい世代にわたしに従って来たあなたがたは・・・”と言われたのです。イエス様の弟子たちは、新しい世代にイエス様に従ったことに対する報いを未来に受けるのであり、その新しい世代は明らかにまだ終わっていません。

私たちは今日も変わらず福音を伝えて新しい世代の働きを行なっています。私たちは人々を聖霊によって新しく生まれ変えさせる主の御業に主と共にしています。したがって、私たちもこの新しい世代に、主に従うことに対する報いを受けるようになるでしょう。

[訳者 注: 新約聖書本文に本来句読点表示がないことを認める時、上の箇所は二つの解析がすべて可能であると見ることができる。実際に同じ箇所を『同一聖書公会解説聖書』(大韓聖書公会 発行)には次のように解析する。“世が新しくなるということはまず終末に起こる世の新しい創造に適用されるが、後代に始めてバプテスマに適用される。バプテスマは新しくなった世のために人間を準備させる聖なる儀式だ。”

祈り
天におられる父よ、私を偉大な和解の働きの一員として選択してくださりとても嬉しいです。私は主イエス様が行い、教えられ、始められたこの働きを続けて行います。働く者として私の責任を認識し、福音を伝えて、多くの人を義の道へと導きその働きに進歩します。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。
参考聖句 ; Ⅱコリント5:18-19、Ⅱテモテ4:2