Our Authority Over Devils
“「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのです。お願いです。どうか私を苦しめないでください。」それは、イエスが、汚れた霊に、この人から出て行け、と命じられたからである。”(ルカの福音書 8章28節29節)
ルカの福音書8章で、イエスがゲラサ人の地方で悪霊につかれている男から、悪魔を追い払って下さった時の出来事について、何人かは疑問を持つようです。イエスは悪霊にその男から出て行くように命じられだが、その悪霊は出て行かなくて、むしろその男はイエスのもとに走ってきました。何故悪霊はすぐ出て行かずに、その男はイエスのもとに走ったのか、理由を説明しましょう。
まず、理解しないといけないのは、全ての人間は自身の人生を自ら歩まなければいけません。したがって、あなたは誰かが求めなければ、その人が自らあなたの影響下に来ないかぎり、彼から悪霊を追い出すことはできません。聖書によると、ゲラサの悪霊につかれている男は、長い間悪霊らに取りつかれていました。彼は服を身に付けず墓場の間に住んでいました。彼は狂暴すぎて、昼夜問わず鋭い石で自分を傷つけ、人々が鎖や足かせで縛られていたが、そのたびそれらを壊していた(ルカ8:27〜33)。
しかし、イエスを見たとたん、彼はイエスを向かって走り出しました。 実は彼がイエスのもとに走ろうとする前に、ある事がありました。彼がまだイエスから距離があった時、彼の中にいる悪霊は叫び声をあげました。その話しは上記の聖書箇所にあり、主が悪霊に最初に男から出て行くように命令した時、起きたことです。悪霊はまだ男から出て行きませんでしたが、男がイエスの方へ駆け寄ることを止めることはできませんでした。
問題のこの男が、主の影響下に自分自身を置くためにイエスに駆け寄るまでは、男は助けを受けることはできませんでした。今日も同じです。
私たちはイエスの御名によって、悪霊と暗闇の群れを支配する権勢を持っています。もしあなたを心地がよくない何かがあって、それがサタンのしわざと分かるのであれば、サタンを追い出しましょう。 必ず叫び声をあげたり、特別な場所に行ってする必要はありません。霊的な領域には距離とは構いません。 悪霊の名を呼び、彼のその活動や仕業を辞めるように命じましょう。悪霊がこの世の何処にいようとも関係ありません。悪霊はあなたの命令を聞くようになるでしょう。
したがって、覚えておきましょう。ある人中から悪霊を追い出す事は、その人があなたの影響下に置く時が一番効果的で働くことです。
祈り
御父よ、イエスの御名において悪霊を追い出す力を与えてくださり感謝します。私は今日、その主権を行使し、私に関するすべてのものから、サタンの影響力と全ての操作を阻止します。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。
参考 聖書
テモテへの手紙第一 2章1節2節、 マルコの福音書 16章17節18節