Grace makes all the difference

“ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして私に対するこの神の恵みは、むだにはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。しかし、それは私ではなく、私にある神の恵みです。”(Ⅰコリント 15:10)

本文箇所で使徒パウロは、彼の人生にあった神の恵みを賛美しています。人間の観点で見ると、彼は使徒として資格を備えることはできなかったでしょう。それにも関わらず彼は他の使徒達よりももっと福音のため、力を尽くす卓越した使徒となりました。彼は神の恵みを彼の人生を変えるようにする唯一の要因として認めました。

士師記6章に出て来るギデオンと主の使いの出会いを思い起こしてみましょう。主の使いが彼に現われて言いました。“…「勇士よ。主があなたといっしょにおられる。」…「あなたのその力で行き、イスラエルをミデヤン人の手から救え。わたしがあなたを遣わすのではないか。」”(士師記6:12-14) 自然的な観点から自分を評価したギデオンは、自分が偉大な勇士だということを信じませんでした。彼は自分の家の弱い立場を考慮して“ああ、主よ。私にどのようにしてイスラエルを救うことができましょう。ご存じのように、私の分団はマナセのうちで最も弱く、私は父の家で一番若いのです。」”(士師記6:15)と言いました。

しかし、神の恵みが彼の人生を完全に変えました。神が彼に言われました。“…「わたしはあなたといっしょにいる。だからあなたはひとりを打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう。」” (士師記6:16) あなたの知覚の物理的な不十分さを見ないでください。神の能力を信頼してください。ギデオンに必要なすべてのことは、神の御言葉を信じて、彼の人生に臨んだ神の恵みの中で自信を持つことでした。主の恵みによって、彼はそうすることができ、その結果としてミデヤン人からイスラエルを救うために神に大きく用いられました。

神はあなたの心に神のために何かをしなさいと感動を与えられたのに、それに反対する考えがあなたの心に生じて、あなたがそのことをできないだろうと感じさせる場合があります。しかし、あなたはすでに超自然的な豊かさで恵みを受けたということを悟る必要があります。(ローマ5:17) あなたのすべきことは、神の力を信頼し、神の恵みの光の中で歩むことです。

祈り
父なる神様、父の御言葉で私をとても豊かに祝福してくださり感謝します。私は私の中で働かれる父の恵みを認め、魂の救い働きのパートナーとして、私の役割を全うすることで前進している父の王国に恵みを用います。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖句
Ⅱコリント 12:9, エペソ 3:20, ローマ 5:17