2023年12月15日(金)
恵み、真理、義、そして平和
Grace, Truth, Righteousness And Peace
「まことに御救いは主を恐れる者たちに近い。それは、栄光が私たちの国にとどまるためです。恵みとまこととは、互いに出会い、義と平和とは、互いに口づけしています。」(詩編85:9-10)
詩篇85篇では、救いと地との間に重要な関係を預言的に示しています。そして10節で、彼は預言的に美しいイメージを描いています。「恵みとまこととは、互いに出会い、義と平和とは、互いに口づけしています。」「恵み」と訳されているヘブル語は「ヘセド(chêsêd)」であり、しばしば「慈しみ」でも訳されます。
旧約聖書で「慈しみ」と訳されているものは、新約聖書では「恵み」に相当します。この慈しみは、神のあふれる好意であり、この慈しみはしばしば契約を通して表現されました。 新しいリビング訳(NLT)では「揺るぎない愛 」と表現しています。その愛は、神が神の民と結ばれた不断の契約に基づくものであり、信頼に足るものであったからです。「ゆるぎない愛と真理は互いに出会い。義と平和は口づけした。」(詩篇85:10、NLT)
使徒パウロは、ローマ5章の美しい語調の中で、「ですから、信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。」(ローマ5:1)と述べています。
このように、詩篇の預言的な言葉は、キリストにあって新しく創造された今日の私たちのうちに成就するのです。私たちのうちで、恵みと真理が出会い、義と平和がくちづけしたのです。神が褒めたたられますように!
なぜそれがそれほど重要なのでしょうか?当時、彼らのほとんどは農民であり、彼らの繁栄はしばしば土地から得られるものに依存していました。聖書にはこう言っています。「まことは地から生えいで、義は天から見おろしています。まことに、主は、良いものを下さるので、私たちの国は、その産物を生じます」(詩篇85:11-12)。それはその時代の預言的な告白でした。これは、神の祝福、救い、義と土地との関係を示しています。言い換えれば、恵みと真理、義と平和の結果として、地上に繁栄と完全さと健康がもたらされるのです。ハレルヤ!
祈り
愛する父よ、御言葉の啓示と主の義に対する理解を感謝します。私は、主の恵みと真理、義と平和の豊かさの中を歩みます。ですから、私の国と世界の国々に対して、繁栄、平和、公義、進歩、健全さ、完全さを語ります。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(エペソ2:8-9)あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身からでたことではなく、神からの賜物です。 行いによるのではありません。だれも誇ることのないためです。
(テトス3:5)神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による、新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。
(ローマ4:5)何の働きもない者が、不敬虔な者を義と認めてくださる方を信じるなら、その信仰が義とみなされるのです。