2025年7月5日(土)
御父の心を理解する
Understanding The Father’s Heart

「人の子は、人々の命を滅ぼすために来たのではなく、救うために来たのである。…」(ルカ9:56 KJV直訳)

祈りを通して変化をもたらす際、特にあなたの町や都市、国家において、御言葉に対する明確な理解と、神の御心への洞察が重要です。例えば、ある都市や国家で、特定の政府高官を望まないという共通の祈りを捧げるキリスト教徒のグループがいるとします。一方、同じ指導者と協力している他のキリスト教徒は、その指導者が成功し、職位に留まるよう毎日祈っているかもしれません。

たとえ変化を宣言する人々が正しいとしても、神はその指導者のために信仰で支える神の子たちの祈りも考慮されます。これは神の性質、特に父なる性質を明らかにします。あなたは神が特定の方法で行動することを期待するかもしれませんが、神はそのように行動しないかもしれません。なぜなら、神は人間とは違う考え方をされるからです。神の行動は、ご自身の愛、憐れみ、そして目的によって決定されます。

ルカ9章54節から56節で、ヤコブとヨハネの事例を考えてみましょう。彼らは、主イエスを受け入れる準備が十分でない人々に対して怒り、「主よ、エリヤがしたように、天から火を降らせて彼らを滅ぼすように命じましょうか?」と尋ねました。しかし、イエスは彼らを叱り、こう言われました。「あなたがたは、どのような霊に導かれているのか知らないのです。人の子は、人々の命を滅ぼすために来たのではなく、救うために来たのです。」(ルカ9:55-56 KJV直訳)

主はご自身の奉仕の生涯を通して、父の愛と慈しみの御心を示されました。イエスはご自身の目的を理解し、父の御心に従ってそれを果たすことに専念されました。主の性質は一貫しています。主は慈しみに満ち、愛に満ちています。主は知恵ある者として働き、常に救うことを求め、ご自身の子たちを神聖な目的と一致させるように導かれます。

この真理の理解は、私たちの願望が正当だと考える時にも、神が私たちの期待通りに行動しない理由を、理解するのを助けます。あなたが御言葉と御霊の導きに自分を委ねる時、あなたはあらゆる状況において神の完全な御心と計画を知り、歩むようになるのです。そして、あなたの方向性と正確さを持って効果的に祈ることができるようになるのです。

祈り
愛する父よ、主の愛、慈しみ、知恵に感謝します。私は、主の御心を認識し、その御心と目的に従い、主の言葉に従い、主の目的を果たすために歩みあす。私の生活と周囲の人々の生活において、主の愛と恵みが支配することを宣言します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(ヨハネ3:16-17)神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。17 神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。

(2ペテロ2 3:9)また彼らは、貪欲なので、作り事のことばをもってあなたがたを食い物にします。彼らに対するさばきは、昔から怠りなく行なわれており、彼らが滅ぼされないままでいることはありません。4 神は、罪を犯した御使いたちを、容赦せず、地獄に引き渡し、さばきの時まで暗やみの穴の中に閉じ込めてしまわれました。5 また、昔の世界を赦さず、義を宣べ伝えたノアたち八人の者を保護し、不敬虔な世界に洪水を起こされました。6 また、ソドムとゴモラの町を破滅に定めて灰にし、以後の不敬虔な者へのみせしめとされました。7 また、無節操な者たちの好色なふるまいによって悩まされていた義人ロトを救い出されました。8 というのは、この義人は、彼らの間に住んでいましたが、不法な行ないを見聞きして、日々その正しい心を痛めていたからです。9 これらのことでわかるように、主は、敬虔な者たちを誘惑から救い出し、不義な者どもを、さばきの日まで、懲罰のもとに置くことを心得ておられるのです。

(エゼキエル18:23)わたしは悪者の死を喜ぶだろうか。――神である主の御告げ。――彼がその態度を悔い改めて、生きることを喜ばないだろうか。