God’s Principle For Protection

「いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。」(詩編91:1)

聖書によると、イエスのお誕生のとき、ヘロデ王は幼子たちを探して皆殺しにしたと語っています。それは幼子であるイエスを殺すためでした。しかし、主の御使いが夢の中でヨセフに現れ、幼子とその母を連れてエジプトへ逃げるように命じました(マタイ2:13-14)。

ヨセフは指示とおりに実行しました。しかし、しばらく考えてみてください。私たちは普通の幼子ではなく救い主イエスについて話しているのです。あなたはこう疑問に思うかもしれません。「イエスはすべての御使いたちに守られるべきではありませんか?どうして、エジプトへイエスを連れて逃げなければならないですか?」 まず、御使いたちのヨセフに対する指示には嘘が全くなかったことを理解しましょう。イエスの命に実際に脅威が迫っていて、ヨセフはもしその指示に従わない場合、ヘロデが幼い子を実際に殺される危険性を理解したはずです。

また、主の御使いが「シリアに避けて」と言っていないことに注目してください。指示は明確でした。「…エジプトへ逃げなさい。そして、私が知らせるまで、そこにいなさい」 もし、ヨセフがシリアに行っていたら、ヨセフはまた別のトラブルに直面していたはずでしょう。神の望まれるところに私たちがいることが重要です。すべての所に神の保護があるわけではありません。神の指示をあなたが従うとき、神の保護があります。

出エジプト記12章にも同様の例があります。神の民を行かせない、ファラオの一貫した抵抗と頑固な心の結果として、死の災いの天使がエジプトで大混乱を引き起こすようになりました。しかし、主は、イスラエルの民の家ごとに、子羊一頭をほふり、その羊の血を取り、家の門柱と、かもいに、それを塗り、そして家の内にとどまることを命じられました!

エジプト人の家には何の印が付けられておらず、死の災いの天使がエジプトの地を巡り、人をはじめ家畜に至るまで、エジプトの地のすべての初子を打ち倒しました。しかしエジプトには、ユダヤ人ではない異邦人もいました。これらを知っていた異邦人の家は、イスラエル民のように印をつけ、その人たちも保護されました。私たちがこの出来事を知っているのは、聖書で、イスラエル民がエジプトから脱出したとき、「さらに、多くの入り混じって来た外国人と、…彼らとともに上った。」(出エジプト記12:38)と言っているからです。彼らは神の保護の原則に従ったので、その大混乱を免れました。一部の人々は、自分が望むのは何でもして、自分勝手な道を選択しつつ、神に必ず悪から守られると思っています。そうではありません!

神は指示と方向を与えられます。あなたは与えられた指示と方向を従うとき、神に守られます。神の御言葉にとどまるなら、人を破壊するすべての攻撃と悪からあなたは守られます。神はあなたの上官です。神が何かをするように、あるいは、どこに行くように指示した場合は、その指示に従いましょう。神の完全な御心にあなたを一致するならば、あなたは永遠に安全に住むでしょう。ハレルヤ!

告白
私はキリストにあって住んでおり、永遠に安全で、他の人を破壊するすべての攻撃と悪から保護されています。神の言葉は私の命、私を攻めるために作られたどんな武器も役に立たないです。私はキリストにおいて生き、動き、そして存在します。ハレルヤ!

参照聖書
(イザヤ54:17) あなたを攻めるために作られる武器は、どれも役に立たなくなる。また、さばきの時、あなたを責めたてるどんな舌でも、あなたはそれを罪に定める。これが、主のしもべたちの受け継ぐ分、わたしから受ける彼らの義である。――主の御告げ。――」

(詩編91:1-12) 1 いと高き方の隠れ場に住む者は、全能者の陰に宿る。2 私は主に申し上げよう。「わが避け所、わがとりで、私の信頼するわが神。」と。3 主は狩人のわなから、恐ろしい疫病から、あなたを救い出されるからである。4 主は、ご自分の羽で、あなたをおおわれる。あなたは、その翼の下に身を避ける。主の真実は、大盾であり、とりでである。5 あなたは夜の恐怖も恐れず、昼に飛び来る矢も恐れない。

6 また、暗やみに歩き回る疫病も、真昼に荒らす滅びをも。7 千人が、あなたのかたわらに、万人が、あなたの右手に倒れても、それはあなたには、近づかない。8 あなたはただ、それを目にし、悪者への報いを見るだけである。9 それはあなたが私の避け所である主を、いと高き方を、あなたの住まいとしたからである。10 わざわいは、あなたにふりかからず、えやみも、あなたの天幕に近づかない。11 まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。12 彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする。