2024年10月31日(木)
契約の告白
Covenant Confession

「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」(ローマ10:9-10)

これらの聖句の中で、「告白」という言葉は、ギリシャ語の「ホモロゲオ(homologeo)」から翻訳されたもので、「同意して、同じことを語る 」という意味です。「ホモロゲオ」は、実際には契約告白と呼ばれ、つまり同意に基づく告白のことです。神に栄光がありますように!

聖書によれば、『告白』とは、神と同意して語ることを意味します。ある人は、「告白」という言葉から間違った行為や罪だけを連想します。そのために、彼らは自分の罪を「告白」するために司祭の前に行くのです。「私は先週盗みをしました。どうか神に赦していただきたいのです。」と。 しかし、これは聖書の教えとは違うものです!

ローマ10章9から10節は、神が定められた道は、罪や誤りを告白することではなく、契約の告白に基づいて生まれ変わることを教えています。あなたが正しい告白をするたびに、神はそれに応えてくださるのです。あなたの言葉は、主の言葉に同意することに基づいているからです。神はアブラハムと契約を結ばれたことを忘れないでください。聖書にはこう書かれています。「…もしあなたがたがキリストのものであれば、それによってアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。」(ガラテヤ3:29)つまり、本来私たちは神と契約していなくても、その契約の相続人、受益者なのです。

同じギリシャ語ホモロゲオ(homologeo)が使われている聖句をもうひとつ紹介しましょう。それはヘブル13章15節でこう述べています。「ですから、私たちはキリストを通して、賛美のいけにえ、すなわち御名をたたえるくちびるの果実を、神に絶えずささげようではありませんか。」この聖句の後半部分をより適切に表現するならば、「私たちの唇の実、すなわち神の御名を告白すること」と言うことができます。

「唇の実」とは、唇から出る言葉のことです。ここで、使徒パウロを通して神の霊が言っているのは、賛美に満ちた告白であり、感謝を伴う告白です。あなたの告白は、神の御言葉に基づいていなければならないのです。

祈り
愛する父よ、主の御言葉と一致する私の言葉が、救い、癒し、解放、繁栄、豊かさ、完全さをもたらすという現実を喜びます。私は絶えず賛美のいけにえをささげ、主の御名に告白し、私の人生が主の真理に支えられていることを知ります。私は、イエスがすべてを支配する主であることを認め、宣言します。主はすべて肉なる者の神であり、不可能はありません。主イエスの御名によって祈ります。ハレルヤ!

参照聖書
(へブル4:14)さて、私たちのためには、もろもろの天を通られた偉大な大祭司である神の子イエスがおられるのですから、私たちの信仰の告白を堅く保とうではありませんか。

(2コリント4:13)「私は信じた。それゆえに語った」と書いてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っている私たちも、信じているゆえに語るのです。

(ヘブル13:5-6)金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」そこで、私たちは確信に満ちてこう言います。「主は私の助け手です。私は恐れません。人間が、私に対して何ができましょう。」