2024年11月26日(火)
啓示:神を知ることへの真の道
Revelation: The True Path To Knowing Him

「けれども、生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召してくださった方が、異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、」(ガラテヤ1:15-16)

まるで実験室で、神を研究できるかのように、知性によって神を理解しようとする人々がいます。しかし、神を知ることは、精神的な努力や知的な練習によって達成できるものではありません。高度な教育を受けた使徒パウロでさえ、イエス・キリストを知るためには、自分の学識では不十分だと悟ったのです。彼には啓示が必要でした。

御霊の啓示によってのみ、神を知ることができるのです。その境地に達するには、謙虚さが必要です。どんなに知的能力が高くても、ここでは役に立たないのです。 あなたには神の啓示が必要なのです。そして、あなたがへりくだるとき、神はパウロにされたように、あなたにご自身を現されるのです。

パウロは博学な学者でした。ピリピ人への手紙3章を読むと、パウロは自分の経歴を明らかにし、非常に示唆に富む発言をしています。彼は自分について「律法による義についてならば非難されるところのない者」と言いました。彼は律法についてすべてを知っていました。(ピリピ3:6)それから、パウロは7-10節でこう言っています。「…しかし、私にとって得であったこのようなものをみな、私はキリストのゆえに、損と思うようになりました。それどころか、私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。…それは、私には、キリストを得、また、キリストの中にある者と認められ、…私は、キリストとその復活の力を知り、」(ピリピ3:7-10)。

ガラテヤ1章15節から16節でパウロは、「異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、」と言っています。パウロがやがてイエス・キリストを知るようになったのは、啓示によるものでした。彼がエペソのクリスチャンたちのために、神が彼らに、神を知るための知恵の啓示の霊を与えてくださるようにと、美しい御霊の祈りをしたのも不思議ではありません。(エペソ1:17-18)

パウロは「実験」したり、仮説を立てたり、歴史を学ぶからと言って、神を発見することはできないことを理解していたのです。啓示なしに、だれも真の神を知ることができないのです。だからこそ私たちは、神を知らない人々のために祈るのです。彼らの目が福音の真理に開かれ、彼らの心の闇の幕が聖霊によって取り除かれ、神聖の啓示を受け、神の愛と救いの満たしを経験することができるように祈ります。アーメン。

祈り
愛する父よ、まだ父を知らない人々のために祈ります。神の御霊によって彼らにご自身を現し、彼らの心からあらゆる暗闇の幕、無知、高慢の障壁を取り除いてください。それによって、彼らの思考が照らされて、あなたの全き満ち満ちた愛と救いを知り、経験するように啓示を与えられ、福音の真理を理解できますように祈ります。神の恵みによって、今日、多くの人が主イエス・キリストを完全に知るようになります。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(1コリント2:9-12)まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。 いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。

(エペソ1:15-18)こういうわけで、私は主イエスに対するあなたがたの信仰と、すべての聖徒に対する愛とを聞いて、あなたがたのために絶えず感謝をささげ、あなたがたのことを覚えて祈っています。どうか、私たちの主イエス・キリストの神、すなわち栄光の父が、神を知るための知恵と啓示の御霊を、あなたがたに与えてくださいますように。また、あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、神の召しによって与えられる望みがどのようなものか、聖徒の受け継ぐものがどのように栄光に富んだものか、

(マタイ16:13-17)さて、ピリポ・カイザリヤの地方に行かれたとき、イエスは弟子たちに尋ねて言われた。「人々は人の子をだれだと言っていますか。」彼らは言った。「バプテスマのヨハネだと言う人もあり、エリヤだと言う人もあります。またほかの人たちはエレミヤだとか、また預言者のひとりだとも言っています。」イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」シモン・ペテロが答えて言った。「あなたは、生ける神の御子キリストです。」 するとイエスは、彼に答えて言われた。「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。