2024年6月14日(金)
和解の務め
The Ministry Of Reconciliation

「もし敵であった私たちが、御子の死によって神と和解させられたのなら、和解させられた私たちが、彼のいのちによって救いにあずかるのは、なおさらのことです。」(ローマ5:10)

エペソ4章11節から12節に、神は「…ある人を使徒、ある人を預言者、ある人を伝道者、ある人を牧師また教師として、お立てになったのです。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためであり、」とあります。ここで使徒パウロは、聖徒たちを奉仕の働きのために建て上げ、整える五つの奉仕の働きについて言及しているのです。

この五つの奉仕の賜物は、キリストの体を建て上げ、聖徒を整えて、奉仕の働きあたらせるためのものです。では、この「奉仕の働き」とは、いったい何でしょうか? まず、聖徒の働きには、一次的な働きと二次的な働きの二つがあるということを理解するのが大切です。

二次的な働き
は、教会の中で、つまりキリストの体の中で互いに建て上げることです。これはしばしば「キリストの体の働き」、あるいは、体の中での働きと呼ばれています。しかし私はパウロが、第二コリント5章18節で言及した聖徒のために一次的な働きついて述べたいのです。

第二コリント5章18節では、「これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。」

さて、イエス・キリストによって、私たちをキリストと和解された神は、私たちに和解の務めを与えてくださったのです。「すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。」(2コリント5:19)

使徒の働き1章8節で、主イエスが言われたことを思い出してください。「しかし、あなたがたは、聖霊があなたがたの上に臨まれた後、力を受ける。」とあります。マルコの福音書第15章16節で、主イエスはこう言われました。「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」これは、すべてのクリスチャンに対する命令です。

私たちは主の和解のメッセンジャーです。 神は、キリストのうちにおられ、人の罪を責めないで、キリストの贖いの御業によって、積極的に世界をご自身と和解させてくださった真理を、私たちは証しするのです。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、 私はキリストにあって、積極的に世界を父と和解させ、 人々の罪を責めなかった父を証します。私はキリストの体、肉、骨の一部であり、偉大な王国の大使であり代表者です! 主は、福音を広める重要な役割を果たしている私を通して、主の王国を築いておられるのです。イエスの御名によって祈ります!

参照聖書
(エペソ2:13-16)しかし、以前は遠く離れていたあなたがたも、今ではキリスト・イエスの中にあることにより、キリストの血によって近い者とされたのです。キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人を造り上げて、平和を実現するためであり、また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。

(コロサイ1:20-22)その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、御子のために和解させてくださったからです。地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです。あなたがたも、かつては神を離れ、心において敵となって、悪い行いの中にあったのですが、今は神は、御子の肉のからだにおいて、しかもその死によって、あなたがたをご自分と和解させてくださいました。それはあなたがたを、聖く、傷なく、非難されるところのない者として御前に立たせてくださるためでした。

(2コリント5:18-20)これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。こういうわけで、私たちはキリストの使節なのです。ちょうど神が私たちを通して懇願しておられるようです。私たちは、キリストに代わって、あなたがたに願います。神の和解を受け入れなさい。