同じ種類の命
The Same Quality Of Life
「私たちが神の子どもと呼ばれるために、御父がどんなにすばらしい愛を与えてくださったかを、考えなさい。」(第一ヨハネ3:1、新改訳2017)
ある人は、「私たちはまさに今、この地上で天の父と同じ種類の命を本当に持っているのか、それとも天国に行ってからのことなのか」と尋ねます。その人は、使徒パウロが第一コリント15章52節で言った「… 死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです」という言葉を誤解することによって混乱しています。
まず重要なのは、あなたの本当の命、つまりあなたの霊は、御言葉から来ているということです。そのゆえに、肉体のうわべを超えて、あなたの中には神の命と性質、つまり、御言葉の命があるのです。神の御言葉は種であり(ルカ8:11)、種とは生きているものの命を運ぶ能力があります。神の命は、神の種である神の御言葉を通して移されたり、変化したりします。
例えば、神がおとめマリアに「あなたは身ごもり、男の子を産みます」と言われたとき、神が話されたその御言葉がイエスとなりました。そして、同じ御言葉の働きによって、神は私たちを新しく造られた者として産んでくださいました。「あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく、朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない、神のことばによるのです。」(第一ペテロ1:23)
上の「種」という言葉は、英語の精子(sperm)の語源となった、ギリシャ語の「スペルマ(sperma)」から翻訳されています。聖書には、「父はみこころのままに、真理のことば(種)をもって私たちをお生みになりました。私たちを、いわば被造物の初穂にするためなのです」(ヤコブ1:18)とあります。このようにして、私たちは天の父と同じ種類と質の命を持つ、神の息子、娘になったのです。
今日の御言葉によると、「私たちが神の子どもと呼ばれるためには、御父がどんなにすばらしい大きな愛を与えてくださったかを、父から賜ったことか、よく考えてみなさい。」とあります。したがって、今現在、私たちは実際に神から生まれているので、私たちは真理による神の貴い子どもなのです。次の節で、ヨハネはこのことを強調しています。「愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです…」(第一ヨハネ3:2)
私たちのうわべはそれほど美しくないかもしれませんが、私たちの霊においては、主から生まれた私たちは絶対的に主に似ています。主は私たちを主の領域、主の同じ性質に引き入れてくださいました。第一ヨハネ4章17節に「… 私たちもこの世にあってキリストと同じような者であるからです」と書かれているのも不思議ではありません。
告白
私は神の性質を持つ者であり、天の父と同じ種類と質の仲間として、人生を送っています。私の中にある神の命と神性の結果として、私は暗闇や人間の性質に影響を与えるすべての悪しきものをはるかに超えた統治の中で生きています。ハレルヤ!
参照聖書
(第一ヨハネ5:11-13)そのあかしとは、神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。
(ローマ8:29)なぜなら、神は、あらかじめ知っておられる人々を、御子のかたちと同じ姿にあらかじめ定められたからです。それは、御子が多くの兄弟たちの中で長子となられるためです。