Inherent Life

“盗人が来るのは、ただ盗んだり、殺したり、滅ぼしたりするだけのためです。わたしが来たのは、羊がいのちを得、またそれを豊かに(最大値に、溢れるように)持つためです。 [The thief comes only in order to steal and kill and destroy. I came that they may have and enjoy life, and have it in abundance (to the full, till it overflows)]”(ヨハネ10:10, AMP)

主イエスキリストは、今日の御言葉の箇所を通して私たちにご自身の使命の宣言を仰せられました。主は私たちにいのちを最大値に受けさせるために来られました。この文脈でイエス様が用いられた“いのち”という単語は、ヘブル語“ゾエ(Zoe)”です。“ゾエ”は神様と同じ類のいのち、神聖の精髄、破壊することが出来ず死ぬことがなく腐ることのない神様のいのちです。

イエス様はヨハネの福音書 5:26でもこのいのちについて言及されました。“それは、父がご自分のうちにいのちを持っておられるように、子にも、自分のうちにいのちを持つようにしてくださったからです。” これは内在されたいのちを言います。主イエス様は内在されたいのちを持っておられました。すなわち、神様のいのちを最大値に持っておられたのです。主は私たちに同じいのちを与えられました。イエス様が来られる前までは、誰一人このいのちを持ってはいませんでした。聖書は言います。 “この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。”(ヨハネ1:4)

Ⅰヨハネ5:11は言います。“そのあかしとは、神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。” この御言葉が私たちに語ることは、神様が私たちにゾエを下さったということです。これは約束ではなく、事実についての陳述であり、今現在の実在なのです。神様は後に、いつか、ゾエを下さるのではありません。神様はイエスキリストの中ですでに私たちに下さったのです。これはまさに、今現在私たちの所有なのです。

人はこの世に生まれるときに、人間のいのちを持って生まれます。しかし人間のいのちは十分なものではありません。なぜならば人間は霊であるため、その人が最大の潜在力で生きるためには超自然的ないのちが必要だからです。だから主イエス様は私たちに人のものとは違う、他の類のいのちを与えるために来られました。それがまさに、神様のいのちなのです。

新しく生まれた者として、あなたはいまやイエス様が持たれたのと同じいのちを豊に持っています。このいのちは、病防止、貧しさ防止、失敗防止のいのちです。このいのちは栄光と勝利と成功と卓越のいのちです。使徒ヨハネがこのように叫んだのは当然のことなのです。 “私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。”(Ⅰヨハネ5:13) 神様は、あなたが永遠のいのち、すなわちゾエを持っていることを知ることでそれを行う事を望まれます。また、そのように行うことでこの世での最大の潜在力を持って生き、神様の栄光と賛美となる事を望まれるのです。

告白
私は私の内に、神様のいのちと性質を持っています。従って私は勝利者であり、征服者に勝る者です。私は毎日、悪魔とこの世の否定的なシステムをはるかに勝り、勝利し打ち勝つ人生を生きます!

参考聖句
ヨハネ17:3、ヨハネ3:16