Salvation For All Men!

“ 神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。”(ヨハネ 3:16)
For God so loved the world, that he gave his only begotten Son, that whosoever believeth in him should not perish, but have everlasting life (John 3:16).

ルカの福音書4章では、主イエスがある安息日に会堂に入り、イザヤ書を朗読された話を伝えます。イエスは記録された部分を次のように読まれました。“「わたしの上に主の御霊がおられる。主が、貧しい人々に福音を伝えるようにと、わたしに油をそそがれたのだから。主はわたしを遣わされた。捕らわれ人には赦免を、盲人には目の開かれることを告げるために。しいたげられている人々を自由にし、主の恵みの年を告げ知らせるために。」”(ルカ4:18-19)主が読まれた部分はイザヤ書61:1でした。

ルカの福音書4:19に特別に注目してください。預言者イザヤは本来このように記録しました。“主の恵みの年と、われわれの神の復讐の日を告げ、すべての悲しむ者を慰め、”(イザヤ61:2) しかし、主はその部分を“主の恵みの年”までだけ読まれて本を閉じられました。主は“われわれの神の復讐の日”という部分を意図的に外されました。なぜでしょうか?イエスは裁きと復讐のために来られたのではないからです。主は全ての人間を救うために来られました。

今日の本文箇所は“神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。・・・”というこの実在を強調しています。この箇所が“神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、キリスト者の世、またはユダヤ人の世を愛された。・・・”と言わないことに注目してください。神は、(罪人達の)世をそれほどまでに愛されて、ひとり子を与えられ、これを通して主を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つようにさせるためでした。イエスは全ての人間が救いを受けて、永遠の命を得るようにするために来られました。主は“神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。”(ヨハネ3:17)と言われることでこの事実を確証されました。

使徒パウロは、エペソ教会の長老たちに御言葉を伝えながら“いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。…”(使徒20:32)と言ったことは当然です。主イエスは、神の恵みを明らかにするため来られました。神は、資格の無かった人間に、もう福音を通して救いが可能になったという事実を教えようと来られました。私達が世に持って行くように主が預けてくださったメッセージはまさにこれです。

祈り
愛する父よ、父の愛を私の世界に拡張するために父が私に与えてくださった特権を感謝します。私は父の救いのメッセージを私の世界に分かち与える、信じるに値する働き人になるため活力を得ます。私が福音を伝える時、人々の心は救いを受けることにぱっと開かれます。福音を預けるのに、十分な者として私を認めてくださり、この神聖な権限を遂行するように助けてくださり感謝します。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖句
テトス2:11、Ⅱペテロ3:9