主は私たちを癒し手としました
He Made Us Healers
「信じる人々には次のようなしるしが伴います。…病人に手を置けば病人はいやされます。」」(マルコ16:17-18)
使徒28章には、パウロとパウロの一行が難破して、一緒に滞在したマルタ島での体験の一つが記されています。その滞在中に、パウロがポプリオの父を癒したことが聖書に記されています。ポプリオは島のその地域の首長であり、聖書には、「たまたまポプリオの父が、熱病と下痢とで床に着いていた。そこでパウロは、その人のもとに行き、祈ってから、彼の上に手を置いて直してやった」(使徒28:8)とあります。
御霊の言葉に注目してください。これはパウロが祈り、手を置いて、彼を癒したと言っています。ある人は、「私たちはとても謙虚でなければならず、誰かを癒したとは決して言ってはいけない。神だけが癒します」と言います。しかし、イエスは私たちに病人を癒すように言われました。イエスはこの部分をとても強調して言われました。「病人を癒し、らい病人を清め、死者をよみがえらせ、悪魔を追い出しなさい」。
ルカ9章1~2節には、「… 十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。」とあります。主は私たちを癒し手にしてくださいました。ハレルヤ! 使徒14章を読むと、パウロがルステラという町で説教をしていたとき、生まれながらに足の不自由な人に気づき、彼を癒したことが書かれています(使徒14:8-10)。
11節には、「パウロのしたことを見た群衆は、声を張り上げ、ルカオニヤ語で、「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになったのだ」と言った」とあります。下線部「パウロのしたことを見た」に注目してください。群衆はパウロが行ったことを見たのです。これは聖霊の表現で、その時の様子について聖霊が語っていることを理解してください。聖霊は、パウロがそれをしたと言っています。
あなたは普通の人ではありません。あなたはあなたの世界を祝福し、癒すための神性な力のパッケージなのです。あなたが福音を伝えるときには、イエスが言われたように、病人を癒し、死者をよみがえらせ、らい病人を清めてください。あなたの手は癒しの手であり、神の力を伝えます。あなたを通して、あなたの世界の人々に神の臨在が明らかになります。
祈り
神の祝福を分け与える者として生きることは、何と幸いなことでしょう。私は病人を癒し、死者をよみがえらせ、らい病人を清め、多くの人に救いをもたらすために、私は、神が差し伸べた腕なのです。ハレルヤ!
参照聖書
(マルコ16:17-18)信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。
(使徒8:6-8)群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。それでその町に大きな喜びが起こった。
(ヨハネ14:12)まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしを信じる者は、わたしの行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。わたしが父のもとに行くからです。