2024年3月20日(水)
主は世界に人を通して手を差し伸べる
He Reaches The World Of Men Through Men

「パウロは驚き震えて言った。『主よ、あなたは私に何をしてほしいのですか。』すると主は彼に言われた、『起きて町へ行きなさい。そうすれば、何をしなければいけないかを告げられるでしょう。』」(使徒の働き9:6NIV)

使徒の働き10章で、ペテロとコルネリオの話が記しています。ローマの百人隊長であったコルネリウスは、敬虔で神を敬う人であり、貧しい人々に定期的に施しをしていたのです。しかし、彼はまだ救われていませんでした。幻の中で御使いが彼に現れ、ペテロを彼のもとに遣わすように指示しました。それは彼と彼の家の者が救われる為でした。

ある人たちは、「なぜ御使いは、コルネリウスが救われるために何をすべきかを直接教えなかったのでしょうか?なぜペテロを呼び出して説得するという手の込んだことをしたのでしょうか?」と疑問に思っています。なぜなら、神は救いのメッセージを伝えるために、御使いではなく、人を遣わされたからです。神の方針は、人を救うために人を用いることなのです。

この原則は、神ご自身が私たちに救いをもたらすために人となられたということに示されています。だからこそ、コルネリオとその家族を救いに導くために、使徒ペテロを用いる必要があったのです。神の福音は人に託され、人によって宣べ伝えなければなりませんでした。ここでの人とは、男性も女性も同じです。

1テモテ1章11節で、パウロはこう言っています。「祝福に満ちた神の、栄光の福音によれば、こうなのであって、私はその福音をゆだねられたのです。」福音は御使いではなく、あなたへの信頼に委ねられたのです。だから、主からの使命を生かし、あなたの世界と国々を照らす光となってください。福音の救いの真理と変化をもたらす実在によって、人々の心を照らし、悟らせるのです。

救いのメッセージを地の果てまで運ぶことは、私たちにとって尊い責任です!ですから、この特権を喜び、それをあなたの人生の目的の中心に据えてください。あなたには、福音に仕え、神の義を宣べ伝え、地上と人々の心に神の王国を築く機会が与えられているのです。これほど喜ばしいことはないでしょう!

祈り
私は世の光であり、人々を救いに導くキリストの輝かしい福音の担い手です。私がキリストと福音の使者としての務めを果たすとき、私を通して、人々は暗闇から光へと、サタンの力から神のもとへと移されます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(2コリント5:18-19)これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。

(マルコ16:15-16)それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。