2022年10月30日(日)
主の御名の権威と統治
The Authority And Dominion Of His Name
「また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。」(エペソ1:19-21)
エペソ1章17-18節で、御霊は使徒パウロを通して、神の民のために美しい祈りを捧げました。その祈りの中で、御霊は、イエスが本当にどんな方なのか私たちに示し、イエスの御名に与えられた権威、力、支配について説明されました。
19節から20節には「また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて」とあります。神はイエスを死者の中からよみがえらせ、ご自分の右の座に着かれたことに注目してください。「ご自分の右の座」とは、方向や地理的な位置ではなく、権威の座を意味します。
誰かをあなたの右腕と呼ぶとき、その人があなたを代表しているという意味です。彼はあなたの代わりに行動する権限を持っているということです。イエスは神の座におられています。それは一体どこなのでしょうか。聖書に書かれています。「すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました」(エペソ1:21)。これがイエスのおられる場所、つまりイエスの権威のある場所です。
このように、イエス・キリストの御名は、あらゆる力、支配、政府、権威の上にあるのです。ウエスト訳では、エペソ1章21節をより優れた表現で表しています。その訳は、イエスが「この時代だけでなく、これから来る時代においても、あらゆる政府、権威、権力、支配、そして絶えず名指されるあらゆる名の上にあり、その上にある」方だと教えているのです。
使徒たちがイエスの御名を用いて、彼らの時代に世を支配したのも不思議ではありません。これこそ、今日、世界中のクリスチャンがイエスの御名の権威を必ず再発見しなければなりません。どんな状況でも、その御名を使うことを学びましょう。
告白
イエスの御名はすべての名の上にまさる名であり、私は今日、その御名を用います。イエスの御名は癌よりも偉大です。イエスの御名は不具になった手足を新しくします。イエスの御名は盲目を開き、耳を聞こえさせ、死者をよみがえらせるのです。イエスの御名によって、私は征服者よりまさる者であり、永遠のチャンピオンであることを宣言します。私は永遠に実り多く、成果を生み出す者です。神をほめたたえます!
参照聖書
(ピリピ2:9-11)それゆえ、神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である。」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。
(マルコ16:17-18) 信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。