2025年5月21日(水)
不滅を理解する
Understanding Immortality
「 聞きなさい。私はあなたがたに奥義を告げましょう。私たちはみな、眠ることになるのではなく変えられるのです。」(1コリント15:51)
多くの人は、ヘブル9章27節を間違って理解しています。「そして、人間には、一度死ぬことと死後にさばきを受けることが定まっているように、」彼らはこの節から、すべての人は一度死ななければならないと結論づけます。しかし、実際の表現は、人は一度死ぬように定められているので、キリストは全人類のために一度死なれたということです。
イエスの死はその約束の成就であり、すべての人が肉体的に死ぬ運命にあるという意味ではありません。イエス・キリストの福音は死を廃止するのです。2テモテ1章10節には、「キリストは死を滅ぼし、福音によって、いのちと不滅を明らかに示されました。」とあります。これは、キリストにある者にとっては現在の現実です。あなたは不滅、つまり死なない状態に移されたのです。不滅とは、死なないということです。
エノクやエリヤのように死なずに神に召された人は、地上に戻って肉体の死を経験しなければならないと主張する人がいます。これもまた、福音の本質と死に対するキリストの勝利を損なうとんでもない主張です。主イエスはこう宣言されました。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」(ヨハネ11:25-26)
永遠の命についての啓示は不可欠です。ヨハネは、「私が神の御子の名を信じているあなたがたに対してこれらのことを書いたのは、あなたがたが永遠のいのちを持っていることを、あなたがたによくわからせるためです。」(1ヨハネ5:13)と述べています。永遠の命は、生まれ変わったとき、人間に与えられた神の性質なのです。あなたは死から命に移されたという意識を持って日々生きなければならないのです。生まれ変わった今、あなたのうちに命が働いているのです。
知識と啓示は、あなたの人生に対する神のご計画を全うして歩むために必要なものです。死は打ち破られており、あなたは不滅の領域と現実を歩むように召されたのです。このメッセージを聞いて行動する教会の世代は携挙の世代であり、私たちはその世代なのです。
祈り
愛する父よ、私がキリスト・イエスにあって持っている永遠の命の賜物を感謝します。私は福音に示された不滅の現実の中を歩むので、死は私を支配しないと宣言します。私は、主の栄光のために、上へ上へと、ただ前へ前へと、この命を意識して生きています。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(1ヨハネ 5:11-12)そのあかしとは、神が私たちに永遠のいのちを与えられたということ、そしてこのいのちが御子のうちにあるということです。御子を持つ者はいのちを持っており、神の御子を持たない者はいのちを持っていません。
(1 コリント15:53-57)朽ちるものは、必ず朽ちないものを着なければならず、死ぬものは、必ず不死を着なければならないからです。しかし、朽ちるものが朽ちないものを着、死ぬものが不死を着るとき、「死は勝利にのまれた。」としるされている、みことばが実現します。「死よ。おまえの勝利はどこにあるのか。死よ。おまえのとげはどこにあるのか。」死のとげは罪であり、罪の力は律法です。しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。
(ローマ8:10-11)もしキリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだは罪のゆえに死んでいても、霊が、義のゆえに生きています。もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだをも生かしてくださるのです。