2025年3月27日(木)
ヨシュアとカレブが示した信仰の模範
The Faith-Examples Of Joshua And Caleb

「『私は信じた。それゆえに語った』と書いてあるとおり、それと同じ信仰の霊を持っている私たちも、信じているゆえに語るのです。」(2コリント4:13)

民数記13章から14章には、約束の地であるカナンを偵察するためにモーセによって遣わされた12人の偵察者たちの物語が記されています。彼らは40日間かけてその地を探検し、大きなブドウの房など、豊かな土地の証拠を持ち帰りました。しかし、カレブとヨシュアはイスラエル人に神を信頼し、その地を手に入れるよう勧めましたが、他の10人の偵察者たちは、その地は危険で巨人が住んでいると述べました。

恐れと疑いに打ちひしがれたイスラエルの民は、モーセとアロンに反抗し、エジプトに戻りたいと願いました。神の怒りは彼らの不信仰に燃え上がり、その結果、カレブとヨシュア以外の世代は約束の地に入ることができませんでした。カレブとヨシュアは、イスラエル民に神の力を確信させようとしたにもかかわらず、彼らは信じようとしなかったのです。

他の10人の偵察者たちの報告について主が言われたことについて、ここで注目してほしいと思います。「彼らは探って来た地について、イスラエル人に悪く言いふらして言った。…」(民数記13:32)彼らの報告を「悪い」と言ったのはヨシュアでもモーセでもなく、主ご自身だったのです。何故なら、その報告は、主の言葉に反するものだったからです。

その悪い報告とは何でしょうか?神は、イスラエルの民が巨人を征服し、乳と蜜の流れる地を手に入れると宣言されました。しかし10人の偵察者たちは「乳と蜜の流れる地が本当だとしても、私たちはそれを手に入れることはできない」と言ったのです。彼らは神の勝利の保証を無視し、モーセが自分たちを困難に導いたと非難しました。

民数記13章32節から33節で、彼らは言いました。「私たちが行き巡って探った地は、その住民を食い尽くす地だ。私たちがそこで見た民はみな、背の高い者たちだ。そこで、私たちはネフィリム人、ネフィリム人のアナク人を見た。私たちには自分がいなごのように見えたし、彼らにもそう見えたことだろう。」ここから学んでください。あなたから悪い報告があってはならないのです。ヨシュアとカレブのようになってください。冒頭の聖句によれば、私たちは同じ信仰の霊を持っているのです。それゆえに、私たちは神の言葉に同意して、信じて、語るのです。

あなたの健康や繁栄について、御言葉は何を語っているでしょうか?あなたの人生や将来について、神は何と言われたのでしょうか?神と一致して、同じことを語ってください。あなたの感覚が何を知覚するかに関係なく、信仰に満ちた言葉だけを話してください。神の御言葉は真実であり、常に勝利することを知って、あなたの信仰の告白を堅く守ってください。

祈り
愛する父よ、私のうちに働いている信仰の霊に感謝します。私は主の言葉を信じ、それに一致して語ります。私は健康にあって、繁栄にあって、勝利にあって歩みます。私を強くしてくださるキリストによって、私はすべてのことができます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(民数記 14:6-9)すると、その地を探って来た者のうち、ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブとは自分たちの着物を引き裂いて、イスラエル人の全会衆に向かって次のように言った。「私たちが巡り歩いて探った地は、すばらしく良い地だった。もし、私たちが主の御心にかなえば、私たちをあの地に導き入れ、それを私たちに下さるだろう。あの地には、乳と蜜とが流れている。ただ、主にそむいてはならない。その地の人々を恐れてはならない。彼らは私たちのえじきとなるからだ。彼らの守りは、彼らから取り去られている。しかし主が私たちとともにおられるのだ。彼らを恐れてはならない。」

(ヘブル 10:23)約束された方は真実な方ですから、私たちは動揺しないで、しっかりと希望を告白しようではありませんか。

(ヘブル 13:5-6)金銭を愛する生活をしてはいけません。いま持っているもので満足しなさい。主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」そこで、私たちは確信に満ちてこう言います。「主は私の助け手です。私は恐れません。人間が、私に対して何ができましょう。」