2025年1月10日(金)
サタンはすべてを知っているわけではない
Satan Doesn’t Know Everything
「私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。」(1コリント2:7-8)
悪魔は人の心を読む能力を持っていて、その人の考えの中で何が起こっているのかを正確に知ることができると思っている人たちがいます。しかし、それは真実ではありません!悪魔は、知的な人があなたの態度や体の動き、身振り手振りを観察するだけで、あなたの心の中にあるものを推測できるように、人の心を読むことはできないのです。
サタンは被造物であり、神のような力も全知全能も持っていないのです。サタンはすべてを知っているわけではありません。この制限は、聖書中のさまざまな場面で明らかにされています。例えば、イエスが生まれた後、ベツレヘムで新しい「ユダヤ人の王」が生まれたという知らせに心を乱されたヘロデは、その子の正確な居場所を東方博士たちに密かに尋ねました。夢でヘロデのもとに戻ってはいけないと警告された博士たちは、別のルートで国に戻りました。
欺かれたと感じたヘロデは、預言された新しい王を殺そうと、ベツレヘムとその近辺の2歳以下の男児全員の虐殺を命じました。この個所は、サタンの知識には限りがあることを示すためでもあります。今日でさえ、サタンは私たちが知っていることや神が知っていることをすべて知っているわけではありません。彼の行動は、神の計画全体を予見する能力ではなく、彼の限られた理解に基づいているのです。
しかし、神に感謝します。聖書によれば、神は御霊によってこれらのことを私たちに啓示されたのです。サタンはこれらの深い事柄にアクセスすることはできません。サタンは、あなた自身の行動や言葉によって明らかにされない限り、あなたの人生に対する神の計画の複雑な詳細を知ることはできないのです。それはどういうことだと思いますか?神の計画や祝福があなたの人生に実現するのを悪魔は止めることはできなのです。もちろん、あなたが悪魔に協力すれば別ですが。
だからこそ、異言で話すことが重要なのです。異言で話すことによって、私たちの人生に関連することも含めて、神の計画に関する深い奥義が語られるのです。聖書は1コリント14章2節で、私たちが話していることを理解する者はいない、悪魔でさえも理解できないと述べています。しかし、神は聖霊を通してこれらの奥義を私たちに明らかにしてくださるのです。
祈り
愛する父よ、主の全知全能と私がイエス・キリストにあって得た勝利を感謝します。主が全知であり、主の理解から逃れるものは何もないことを感謝します。主がすべてを知っておられ、サタンと暗闇の力に打ち勝つ支配権を私に与えてくださっていることを確信しながら、私は主の導きと知恵の中を歩み、私の人生に対する主の完全な計画により頼みます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(1コリント2:7-10)私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。まさしく、聖書に書いてあるとおりです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。」神はこれを、御霊によって私たちに啓示されたのです。御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。
(1コリント2:12)ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜わったものを、私たちが知るためです。