2025年8月2日(土)
エパフラスからの教訓
A Lesson From Epaphras

「あなたがたの仲間のひとり、キリスト・イエスのしもべエパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼はいつも、あなたがたが完全な人となり、また神のすべてのみこころを十分に確信して立つことができるよう、あなたがたのために祈りに励んでいます。」(コロサイ4:12)

エパフラスは牧師、預言者、使徒、執事でもありませんでした。それにもかかわらず、彼は聖徒のために熱心に祈り続ける者として、驚くべき証しを持っていました。「励む」という表現は、ギリシャ語の「アゴニゾマイ(agōnizomai)」から翻訳されたもので、特に、反対に直面して戦う時「奮闘する、苦闘する、争う」という意味です。

この言葉は、1テモテ6章12節の「信仰の戦いを戦いなさい」で使わされたのと同じ言葉です。これは、祈りが戦争、すなわち闘いであるという概念を示しています。エパフラスは御霊において「戦い」、聖徒たちが神の御心において完全で欠けるところのない者となるように争っていたのです。

このような祈りは、強く揺るぎないものです。神に物質的なものを求めることではなく、他者のためにとりなし、彼らの人生における神の目的を堅く立つように確保することです。あなたはそんな祈りをしたことがありますか?あなたの教会、都市、国家のクリスチャンのために祈りで戦ったことがありますか?

このような祈りに対する献身なしに、真の魂の救い手になることはできません。魂の救い手になるためには、粘り強く、熱心さ、そして深い情熱を要します。これがまさに、昔の福音派が「祈りの勇士」という表現を得た所以(ゆえん)です。このような祈りは、人々の魂のための戦いです。

エパフラスのように、他の人々が神の御心において完全で欠けるところのないように「祈りの勇士」となってください。今この瞬間も、教会、都市、世界中のクリスチャン、特に信仰の道で試練、反対、苦闘に直面している人々のために熱心に祈ってください。彼らが神の御霊によって内なる人において力強く強められるように祈ってください。

彼らが神の真理に根ざし、確立され、福音への献身において揺るぎなく、勝利、信仰、大胆さをもって歩む中で、あらゆる困難を乗り越える力を与えられるように宣言しましょう。あなたが彼らのために祈り続けるなら、彼らは確かに堅固で動じないように堅く立ち、主の働きにさらに奉仕するでしょう。ハレルヤ!

祈り
愛する父よ、今、世界中のクリスチャンのために祈ります。特に、キリストへの信仰のために試練や迫害に直面している人々のために祈ります。彼らは主の御心において完全で欠けるところなく立ち、主への愛が日ごとに強まります。彼らの確信は揺るがず、喜びと忍耐をもって神聖の運命を成し遂げます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
(コロサイ4:12-13 ) あなたがたの仲間のひとり、キリスト・イエスのしもべエパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼はいつも、あなたがたが完全な人となり、また神のすべてのみこころを十分に確信して立つことができるよう、あなたがたのために祈りに励んでいます。私はあかしします。彼はあなたがたのために、またラオデキヤとヒエラポリスにいる人々のために、非常に苦労しています。

(1 テモテ2:1-4) そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。神は、すべての人が救われて、真理を知るようになるのを望んでおられます。

(ヤコブ5:16 AMPC) ですから、あなたがたは、互いに罪[自分の過ち、失敗、違反]を言い表わし、互いの(回復する)ために祈りなさい。いやされるためです。義人の(心からの、絶えない)祈りは働くと、大きな力があります。