Atonement By His Blood

“生きて動いているものはみな、あなたがたの食物である。緑の草と同じように、すべてのものをあなたがたに与えた。しかし、肉は、そのいのちである血のあるままで食べてはならない。”(創世記9:3-4)

上の箇所で神様は、血が肉のいのちとなることを明確に明らかにされました。また、イスラエルの子孫に律法を与えてくださる時に、これを繰り返して言われました。しかし、今回はこれを、贖いの問題と関連させて語られました。レビ記17:11は言います。“なぜなら、肉のいのちは血の中にあるからである。わたしはあなたがたのいのちを祭壇の上で贖うために、これをあなたがたに与えた。いのちとして贖いをするのは血である。”

購い(atonement)とは、なだめさせること、和解、公義の要求を満たされること、あるいは誤った行動に対する償いを意味します。主は彼らが間違って行うたび、彼らの魂(soul)のための贖いとして血を与えられました。これは、神様の神聖な命令であり、主の神聖な原則であり法でした。それで彼らに殺した動物の血を食べてはならないと指示されたのです。この真理は新約でも維持されます。ヘブル9:22は言います。“それで、律法によれば、すべてのものは血によってきよめられる、と言ってよいでしょう。また、血を注ぎだすことがなければ、罪の赦しはないのです。” 罪は、血を流すことなく取り除かれることはありません。これは、霊的な法則です。

旧約の人々と彼らの祭司長は、彼らの魂(soul)の贖いのために動物の血を使用しましたが、それでは十分に満たされませんでした。人間は霊であり、神様が永遠の命をもつように創られた永遠の存在ですが、動物は永遠に生きるように創られませんでした。したがって、動物の血は、人間の罪のための贖いのいけにえとして十分ではないことです。ただ神様の子羊であるイエス・キリストだけが、その方の血潮を通し、世を救うことができたのです。

イエス様は新約の大祭司として来られ、永遠の購いを成されました。イエス様が十字架で死なれたことにより成された永遠の購い (eternal redemption)は、罪と悪、そして私たちに向かう神様の望むと一致しない全てのものから、私たちを救い出したのです。(ヘブル9:11-12)しかし私たちは、十字架ではなく、イエス様の復活によって、イエス様の中で新しく造られた者となりました。イエス様は、御自身の血で私たちを買い取り、イエス様を信じる者は永遠の命を受けることができるようにされました。イエス様の血潮で十分でした。イエス様の血潮は全てのことを成されました。神様に栄光を帰します!

祈り
愛する父よ。イエス様の血潮によって、私の罪が完全に消されたことを感謝します。それゆえ私は、私の人生を覆っていた罪の権勢が完全に破壊されたことを大胆に宣言することがきでます。それゆえ私は、義の中で喜び、神様に栄光を帰し、自由に生きていきます。イエス様の御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖句
詩篇 53:5、Ⅰペテロ2:24