The Compassion Of Jesus

“イエスは、舟から上がられると、多くの群衆をご覧になった。そして彼らが羊飼いのいない羊のようであるのを深くあわれみ(be moved with compassion)、いろいろと教え始められた。”(マルコ6:34)

あわれみ(compassion)は、他人に向かうとても好意的な感情であり、それには時々に助けたいという意志や願いがついてくるものです。神様は、キリスト者である私たちに主の性質を与えられました。私たちには神様のあわれみ、愛と赦し、寛大さと慈しみの性質があります。これらのものは全て働きます。主イエス様はあわれみを施す人の完全な模範であられました。イエス様は、出会う全ての人に対してとても思慮深く、親切であられ、主は愛そのものでした。

聖書は、主イエス様が群集を見られてあわれまれ、弟子たちに収穫は多いが働き人が少ないため、働き人を送ってくださるように祈らなくてはならないと語られた場面を語っています(マタイ9:38)。あなたはこの働き人です。しかし、イエス様のあわれみを持っていないのならば、あなたは効果的な働き人にはなれません。反対に、あわれみで充満であるならば、あなたは萎縮させる状況とは関係無しに行動するように励まされ、他の人々を早急に助け、祝福するようになるはずです。あなたは、他の人があなたに対して犯した間違いや批判に対して目をつぶってあげるあわれみを持たなくてはいけません。

また他の例を見るならば、あるツァラアト患者がイエス様に近づいてきました。イエス様は彼を無視することなく、むしろ彼をあわれんで手を伸ばしてその患者に触れながら言われました。“きよくなれ。”(マルコ1:41) すると、すぐにそのツァラアトが消えてその人はきよくなりました(マルコ1:42)。これがまさにあわれみの能力です!

主イエス様を、広く歩き回りながら御業を行い、悪霊に押さえつけられている全ての人々を癒すように導いたのも、このあわれみでした(使徒10:38)。同じあわれみを持って、福音を携えて暗闇に陥っている人々を救い、彼らをサタンの権勢から神様の元へと救出しましょう。あなたが私たちの主イエスキリストの福音を伝えれば伝えるほどに、彼のあわれみと愛と能力が、あなたの人生の中により多く現れることでしょう。あなたは他の人を助けるために広げられた神様の腕となったゆえに、奇跡があなたと共にあるのです。

祈り
愛する父よ。あなたの聖なる御名を賛美し、あなたの愛と慈しみと私の霊を満たしてくださることに感謝をお捧げします。私の内に住まわられ、私が他の人々の必要に敏感になり、彼らにあなたの愛と慈しみとあわれみで接することが出来るように助けてくださる聖霊様、感謝します。イエス様の御名によってお祈りします。 アーメン

参考聖句
ヨハネ3:16、マタイ 14:14