2025年1月21日(火)
イエスは地獄と死の鍵を持っておられる
Jesus Has The Keys Of Hell And Death
「生きている者である。わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている。また、死とハデスとのかぎを持っている。」(黙示録1:18)
前回の学びで言及した非常に重要なポイントの一つは、イエスは十字架にかけられた時ではなく、ハデスでサタンを打ち負かされたということです。十字架のわざは、全過程を指しているのです。ですから、聖書が十字架の出来事の正確な行為や、キリストの逮捕、死、埋葬の全過程に言及したり描写したりするときには、それを理解しなければなりません。十字架上の勝利は、アダムが神に背いたのに対し、キリストの死に至るまで従順に自らを捧げたことでした。「すなわち、ちょうどひとりの人の不従順によって多くの人が罪人とされたのと同様に、ひとりの従順によって多くの人が義人とされるのです。」(ローマ5:19)
アダムは神の御心に従いませんでしたが、イエスは従われました。聖書が「それゆえ神は、この方を高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。」(ピリピ2:9)と述べているのはそのためです。しかし、先に述べたように、サタンを打ち負かした所は十字架ではないのです。もし十字架上でサタンを打ち破ったのなら、ハデスに下る必要はなかったことでしょう。
しかし、ハデスでサタンに対峙し、サタンを打ち負かし、サタンからハデスと死の鍵を取り上げたのです。このことから、サタンについて何を物語っているのでしょうか?サタンには誰も殺す力はありません。もしそうなら、サタンはすべての人を殺したはずです。イエスはサタンを無力化させ、私たちにサタンに対する支配権を与えてくださったのです。イエスは、死の力を持っていた者、すなわち悪魔を挫かれたのです。「そこで、子たちはみな血と肉とを持っているので、主もまた同じように、これらのものをお持ちになりました。これは、その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。」(ヘブル2:14-15)
悪魔を恐れてはいけません。もし悪魔があなたの部屋に現れ、「おまえを殺してやる」と言うなら、「どんでもない話だ」とあざ笑ってください。そのむれと論争する必要はありません。彼は弱く、敗北した敵なのです。神に栄光をささげます!イエスが死んだとき、あなたはイエスの中で死んだことを理解してください。イエスが葬られたとき、あなたもまたイエスのうちに葬られたのです。イエスがハデスに行かれた時、あなたはイエスの中にいたのです。ですから、イエスがハデスでサタンと闇の悪霊どもを打ち負かされたとき、あなたはイエスの中にいたのです。つまり、あなたはハデスでサタンとその仲間を打ち負かしたのです。これは今の事実なのです。神を褒めたたえます!
祈り
愛する父よ、キリスト・イエスにあって、死とハデスと墓場に打ち勝った私の勝利を感謝します。キリストが私に与えてくださった暗闇の力に対する権威と支配のゆえに、私はこの世の原理に勝利して生きています。この栄光に満ちた現実を感謝します、イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(ピリピ2:9-11)それゆえ、神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である。」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。
(コロサイ2:15)神は、キリストにおいて、すべての支配と権威の武装を解除してさらしものとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました。