4月26日(火)
すべての人は主の使いにふさわしい
Everyone Is Fit For The Master’s Use

「私は福音を恥とは思いません。福音は…信じるすべての人にとって、救いを得させる神の力です。」(ローマ1:16)

聖書を学ぶと、私たちがよくしてきた伝道の戦略は、理論的にだけ効果的で、実質的にはそうではない場合があることに気づきます。例えば、銀行員は他の銀行員に福音を伝えたり、裁判官は他の裁判官にイエスを証拠しなければならないと話したりします。それは良い戦略ですが、私たちは、すべての人が主の使いにふさわしいということを常に覚えておくべきです。つまり、誰でもどんな人に福音を伝えることができることを心に留めておく必要があります。

エンジニアをキリストに導くためには、あなたがエンジニアである必要はありません。それは、神の御言葉が広がる方法ではありません。私たちは皆、自分が宣教師であるという考え方を持つ必要があります。どこにいても私たちは救いの務める者なのです。ですから、出会うすべての人に御言葉を伝えてください。らい病を患っていた将軍のナアマンが救われたことを考えてみましょう。彼の救いのためには、様々な人が重要な役割を果たしましたが、特に一人の少女イスラエル人の召使いが重要な役割を果たしました。

彼女は将軍の妻に「もし、ご主人さまがサマリヤにいる預言者のところに行かれたら、きっと、あの方がご主人さまのらい病を直してくださるでしょうに」と言いました(列王記下5:3)。その妻は信じ、そのことがアラムの王に伝わり、その結果、ナアマンは奇跡的に癒され、改心したのです。

神があなたをどこに置かれたとしても、あなたの立場を活用して、大胆に福音を宣べ伝えてください。神があなたに福音を伝えるようにと、神から命じられた人々がいて、神はあなたをそのように位置づけているのです。彼らが政治家、企業家、講師、医療従事者など様々かもしれませんが、神は、あなただけが彼らにイエスについて語ることができる方法で、彼らとつながっているのです。

裕福な人は、外食をしたり、食料品やその他の物品を注文したりします。もし、あなたがそのような場所を経営していたり、配達員であったなら、彼らにイエスについて話す機会を用いてください。もし裕福な人だけが来られる高級レストランのウェイターや責任者としてあなたが努めてサービスを提供した後で、 特に彼らがあなたにチップを渡す際には「先生、 私もあなたにお渡ししたいものがあります」と言って、『御言葉の実在』を渡してあげましょう。そのレストランは、そのような人々が福音を受け取ることができる唯一の場所であり、機会であるかもしれません。

私たちの機会を用いて、すべての人に福音を伝えましょう。キリストにある私たちのメッセージは真実であり、人を差別するものではありません。

祈り
愛する天の父なる神よ、私が和解の務めを効果的に果たせるようにしてくださり感謝します。私は、キリストの奥義を伝える大使であり、管理人で、キリストの軍隊の兵士です。私は神の御言葉を私の世界の人々に伝え、キリストの愛と神の恵みの栄光を人々に伝えるために、情熱的に人々を向かえます。イエスの御名によってお祈りします。アーメン。

参考聖書
(使徒10:34-35)そこでペテロは、口を開いてこういった。「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。

(第一コリント1:25-29)なぜなら、神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いからです。兄弟たち、あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。