7月29日（土）
さらに偉大な神々の仲間
Associates Of A Greater Pantheon

「その栄光と徳によって、尊い、すばらしい約束が私たちに与えられました。それは、あなたがたが、その約束のゆえに、世にある欲のもたらす滅びを免れ、神のご性質にあずかる者となるためです。」（２ペテロ1：4）

使徒ペテロが上記の節を通して、私たちの心に思い描いたイメージは、ギリシャ神話に由来しているのです。ギリシャ神話のパンテオン、つまり神々の王ゼウスを頂点とする神々の集まりと関係があるのです。ですから、「神のご性質にあずかる者」という実際に表現は、ギリシャ語の 「テアス‐パセオス（theias-phuseos ）」で、「神のような類いの仲間」という意味です。　

したがって、ペトロはイエスが率いるより偉大なパンテオンを説明しているのです。新しく生まれた私たちは、神との交わりや神のような類いの仲間と一体を持つようになったのです。私たちは神聖との交わり、神の類いの仲間、その交わりの中に入っているのです。ある聖書学者たちは、このことに異議を唱えています。彼らの不同意は、ペテロの考えが間違っていたからではなく、御言葉に書いてあることを信じるのが恐れていたからです。

また、ペテロはギリシャの歴史や文化、ギリシャの神々を中心とした言葉を使うべきではなかったと主張する人もいます。しかし、ペテロが書いたとされる書簡の中には、ヘレニズム文化の影響を受けて書かれた文章が他にもいくつかあるのです。例えば、ペテロは、第二ペテロ1章2節で、初めて「エピグノシス（epignosi）」という言葉を用いています。「エピグノシス」は、ヘレニズムからの言葉で、聖書の中で20回使われ、そのうち16回はすべてパウロの書いたものです。そのうち4回は、ペテロの手紙からのものであります。（2ペテロ1：2、2ペテロ1：3、2ペテロ1：8、2ペテロ2：20）。

「エピグノシス」とは、より高度な知識のことです。ただ神から生まれる明確で、正確で、絶対的な知識を意味します。ヘレニズムや古代ギリシャの人々は、彼らの宗教的思想によって、神々だけがすべてを知っている、そして神々だけが絶対的な知識を持つことができると信じていました。聖書に織り込まれたこれらのヘレニズム的な考えが受け入れられているのなら、ペテロが理解を助けるためにヘレニズムから来た言葉やパンテオンを引用したことを軽んじる必要があるのでしょうか？

あなたは、神のレベルに新しく生まれ、神の神聖な命をあなたの霊に宿して、神の類いの仲間に属しているのです。今、あなたは普通の人間の領域から神のような超自然的なレベルに移されました。人間の普通の領域から神々の超自然的なレベルに移されたのです。ですから、あなたは敗北ができない、難攻不落であり、常に勝利しているのです。

告白
私は、神のような類いの仲間であり、神性にあずかる者です。す。私は神のレベルに新しく生まれ、神の性質と人格を私の霊に宿しています。私は、人間の普通の領域から、神と同じ超自然的なレベルに移されたのです。ハレルヤ！

参照聖書
（詩編82：6-7）わたしは言った。「おまえたちは神々だ。おまえたちはみな、いと高き方の子らだ。 にもかかわらず、おまえたちは、人のように死に、君主たちのひとりのように倒れよう。」

（ヨハネ1：12）しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。

（1ヨハネ1：3）私たちの見たこと、聞いたことを、あなたがたにも伝えるのは、あなたがたも私たちと交わりを持つようになるためです。私たちの交わりとは、御父および御子イエス・キリストとの交わりです。