There Are Different Graces

「私があなたがたすべてについてこのように考えるのは正しいのです。あなたがたはみな、私が投獄されているときも、福音を弁明し立証しているときも、私とともに恵みにあずかった人々であり、私は、そのようなあなたがたを、心に覚えているからです。」ピリピ1:7

今日の本文を書いた使徒パウロは、ピリピの教会に送った手紙で、彼らを、恵みにあずかった人々、すなわち、神は彼に送ってくださった恵みにあずかった人々であると言いました。救いによる受けたイエス・キリストの一般的な恵み以外にも、人の人生にはさまざまな恵みがあります。Ⅰペテロ5:5は言います。「同じように、若い人たちよ。長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。神は高ぶる者に敵対し、へりくだる者に恵みを与えられるからです。」ペテロは、信仰のない人に語っているのではなく、人生に満ちた神の恵みをすでに受けている人々である教会に向かって、語っていることに注目してください。

したがって明らかな事実は、神が、より多くの恵みを与えてくださるということです。神は二つのタイミングで、あなたの人生に恵みを増し加えてくださいます。1回目は、あなたの謙遜に基づいて恵みを増し加えてくださいます。そして2回目は、あなたの人生への神の召しに基づいて恵みを増し加えてくださいます。ヤコブ4:6は言います、「しかし、神は、さらに豊かな恵みを与えてくださいます。ですから、こう言われています。『神は、高ぶるものを退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。』」 神の一般的な恵みは、あなたに救いをもたらし、救いの中で守られます。しかし、神があなたを召されるとき、あなたに責任を与え、その責任をまっとうできるための恵みを与えてくださいます。

エペソ3:8では、パウロはこのように述べました、「すべての聖徒たちのうちで一番小さな私に、この恵みが与えられたのは、私がキリストの測りがたい富を異邦人に宣べ伝え、」 パウロは、自分に与えられた個人的な恵みとその恵みによる目的のことを言いました。その目的は、キリストの測りがたい豊かさを異邦人に宣べ伝えることでした。パウロは同様な告白を、ローマ15:15-16でもしています。「ただ私が所々、かなり大胆に書いたのは、あなたがたにもう一度思い起こしてもらうためでした。それも私が、異邦人のためにキリスト・イエスの仕え人となるために、神から恵みをいただいているからです。私は、神の福音をもって祭司の務めを果たしています。…」

主は、あなたに召しを全うできるように恵みを与えてくださいました。したがって、恵みを自覚し、その中で働いてください。いつも愛と謙遜をもって歩んでください。そうすると、神はあなたに恵みを増し加え、あなたの人生の召しを全うできるようにしてくださいます。

祈り
私は、義の実という恵みを豊かにいただきました。したがって私は、命の中で勝利し、この世を支配し影響力を与えます。主よ、私に、働きのために恵みを授けてくださり感謝します。私はこの恵みを意識し、私の人生に訪れたその恵みの益のうちに歩みます。イエスの御名によって祈ります。アーメン。

参照聖書
ヨハネ1:16-17 私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。17 というのは、律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。

ガラテヤ2:9  そして、私に与えられたこの恵みを認め、柱として重んじられているヤコブとケパとヨハネが、私とバルナバに、交わりのしるしとして右手を差し伸べました。それは、私たちが異邦人のところへ行き、彼らが割礼を受けた人々のところへ行くためです。

Ⅱテモテ2:1  そこで、わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。

使徒の働き11:22-23 この知らせが、エルサレムにある教会に聞こえたので、彼らはバルナバをアンテオケに派遣した。23 彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を堅く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。