2024年10月30日(水)
この世を愛するな
Love Not The World
「主はソロモンに怒りを発せられた。それは彼の心がイスラエルの神、主から移り変わったからである。主は二度も彼に現れ、」(1列王記11:9)
ソロモンは偉大な王であり、イエス以前に存在した人物の中で最も賢い人でしたが、その生涯を主に喜ばれるように生きたとは言い難いものでした。聖書によれば、彼は多くの「異邦人の女」を愛し、彼らの神々に従っていました。彼は、神がすでにイスラエルの子供たちに結婚を禁じていた国々から彼女たちを連れてきたのです。
1列王記11章2節で、神はこう言われました。「あなたがたは彼らの中に入って行ってはならない。彼らをもあなたがたの中に入れてはならない。さもないと、彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせる」しかし、その節の最後の部分には、「それなのに、ソロモンは彼女たちを愛して、離れなかった。 」その結果、主はソロモンを喜ばれませんでした。今日、クリスチャンの中にもそのような人がいます。彼らの最も親しい友人や仲間は、この世の人々であるのです。ソロモンのように、彼らは間違った理由によって、間違った人々や間違った交際にしがみついています。
社会的に有名になったり、人気を得るためにそのような交友関係を保ったりしている人もいます。しかし、聖書にはこう書かれています。「貞操のない人たち。世を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。」(ヤコブ4:4)1ヨハネ2章15節では言っています。「もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。」
ソロモンは社会的に有名な王になることを選びました。ソロモンについて読んでみてください。神の二度目の現れの後、彼が祈ったという記録は聖書のどこにもありません。その代わり、彼にまつわることはすべて社交的なことでした。彼は何かの会合に出たり、訪問者を迎えたり、宴会に出席したりしていましたが、主との会合はなかったのです。
あなたが付き合う人々は、あなたの時間を奪うものの基準になるということを理解しなければなりません。その中には、あなたの興味や愛するものも含まれます。神はイスラエルの子らにこう言われました。「…たしかに、彼らはあなたの心を彼らの神々に向けるであろう。」と。「私は自分のことを知っているから、彼らが私に影響を与えることはない」と言わないでください。神の戒めに耳を傾けてください。神はすでに、不健全な交際について、「……それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らと分離せよ…」(2コリント6:17)と言われました。神はあなたよりもよく知っておられるのです。もし神が、ある行動を取ることの結果をあなたに告げたなら、神が正しいと信じて、神の御言葉に従ってください。
告白
私は人間関係を見極め、主と御言葉を尊び、御霊のものを敬う人とだけ交わるように、神の知恵によって導かれます。私は主との交わりを何よりも優先し、王国の栄光と実在に心を向けます。アーメン。
参照聖書
(1ヨハネ2:15)世をも、世にあるものをも、愛してはなりません。もしだれでも世を愛しているなら、その人のうちに御父を愛する愛はありません。
(1コリント15:33)思い違いをしてはいけません。友だちが悪ければ、良い習慣がそこなわれます。
(2コリント6:14-18)不信者と、つり合わぬくびきをいっしょにつけてはいけません。正義と不法とに、どんなつながりがあるでしょう。光と暗やみとに、どんな交わりがあるでしょう。キリストとベリアルとに、何の調和があるでしょう。信者と不信者とに、何のかかわりがあるでしょう。神の宮と偶像とに、何の一致があるでしょう。私たちは生ける神の宮なのです。神はこう言われました。「わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。それゆえ、彼らの中から出て行き、彼らと分離せよ、と主は言われる。汚れたものに触れないようにせよ。そうすれば、わたしはあなたがたを受け入れ、わたしはあなたがたの父となり、あなたがたはわたしの息子、娘となる、と全能の主が言われる。」