2024年11月28日(木)
この世に罪についての誤りを認めさせる
Reproving The World Of Sin
「その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。」(ヨハネ16:8)
この世の邪悪な行為や悪について叱責することは、キリストの働きの核心部分です。キリストはヨハネの福音書16章8節で、聖霊が来られるとき、同じことをされると言われました。聖霊は今日、まさにその働きをしておられるのです。聖霊はその働きを続けられるのです。そして、今日も全く同じことをしておられます。冒頭の聖句を、今回は詳細訳で、もう一度読んでみましょう。「そして、その方は来られる時、罪について、また義[心の正しさと、神との正しい関係]について、またさばきについて、世が悟るようにされる[得心するようにされる。世に証明を与えられる。]」
聖霊は、罪について世に罪意識を持たせ、確信させ、彼らのやり方の誤りと、キリストによってもたらされる義を示してくださるのです。しかし、聖霊はどのようにしてこの務めを果たすのでしょうか? それは私たちを通して行われるのです。私たちは、主の救いのメッセージを世に伝える主の器なのです。ですから、主の真理を告げ知らせ続け、失われた人々が真理を受け入れ、キリストの輝かしい福音の光によって変えられ、導いてくださるように祈り続けるのです。
私たちの祈りと福音宣教によって、罪人は救いの必要性に目覚めるのです。彼らは暗闇から光に、サタンの力から神に立ち返るのです。彼らを盲目にしたのはサタンであることを忘れてはいけません。(2コリント4:4)しかし、私たちの祈りによって、私たちは彼らをサタンの支配から救い出し、神の御言葉の光が彼らの心を貫き、救いの道を照らし、彼らを主イエス・キリストを知る知識へと引き込むのです。アーメン。
祈り
愛する父よ、罪について、義について、また、裁きについて、世にその誤りを認めさせ、納得させてくださる聖霊の働きを感謝します。まだキリストを知らない人々が、福音の真理に目が開かれるように祈ります。今日、彼らが神の御言葉を聞くとき、救いを受けるように彼らの心を照らします。主よ、キリストの完成された御業と、私たちを義へと導いてくださった恵みを感謝します。イエスの御名によって祈ります。アーメン。
参照聖書
(ヨハネ3:17-18)神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。
(使徒の働き26:18)それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らの罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。
(2コリント4:3-4)それでもなお私たちの福音におおいが掛かっているとしたら、それは、滅びる人々のばあいに、おおいが掛かっているのです。そのばあい、この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光にかかわる福音の光を輝かせないようにしているのです。