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「しかし主はサムエルに仰せられた。『彼の容貌（ようぼう）や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。』」(Ⅰサムエル16：7)

ある日、預言者サムエルは、エッサイの息子の中からイスラエルの王となる者に油を注ぐために、エッサイの家に行きました。　サムエルはエリアブというエッサイの長男を見ると、こう言いました。「確かに、主の前で油をそそがれる者だ」と思いました。そしてすぐに油を注ごうとしました。しかし、神はサムエルを止めさせ、こう言われました。「わたしは彼を退けている。」　神は、「わたしは彼を選んでいない」とは言われませんでした。　神は誰が王になるべきか選ぶ権限があるため、そのように言われました。

神は「わたしは彼を退けている。」と言われました。つまり、神は、エリアブは適任ではないと判断されたのです。神は、エリアブの心の中に王にはふさわしくない何かを見られたに違いありません。そこにいた他の兄弟たちも選ばれませんでした。サムエルは、父の羊の世話をしていたダビデを呼んで来させ、彼が、家に戻るとすぐ、神は言われました。「さあ、この者に油をそそげ。この者がそれだ。」　神はダビデの中に何を見たのでしょうか。なぜ神はダビデが良かったのでしょうか？

この答えは、ダビデについて驚くべき神の証が使徒の働き13：22にあります。　「…わたしはエッサイの子ダビデを見いだした。彼はわたしの心にかなった者で、わたしの心を余すことなく実行する。」　ダビデは神の目にかなった心の持ち主でした。　ダビデのいくつかの行動は完璧ではなかったかもしれませんが、神に向いていたダビデの心は完全でした。　あなたの心は神にとって、とても重要です。　神は、御業を行われるため、完全な心を持つ者を探しています。神は言われました。「わが子よ。あなたの心をわたしに向けよ。あなたの目は、わたしの道を見守れ。」（箴言23：26）　あなたは、自分の心を見守り、全き心で神に仕えましょう。

全き心とは、神を求め、神をいつも喜ばせたいと願い、御言葉に従うことです。あなたの神への態度や御国への奉仕は、神の愛から始まり、神の愛を現さなければなりません。したがって、御言葉で自分自身を絶えず、吟味してください。あなたの心に苦い根や悪や怒りがないようにしなさい。

祈り
愛する主よ、私に御言葉をくださり、感謝します。主のことばは、真理であり、その真理の御言葉で、私の心は聖くなり、主に向かって完全になります。　私が主の御言葉を黙想し宣言する時、私の人格を立て上げ、私の人生は栄光から栄光へと変えられていきます。イエスの御名で祈ります。アーメン。

参照聖書
Ⅱ歴代誌16：9　　主はその御目をもって、あまねく全地を見渡し、その心がご自分と全く一つになっている人々に御力をあらわしてくださるのです。あなたは、このことについて愚かなことをしました。今から、あなたは数々の戦いに巻き込まれます。」

箴言4：23　　力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。