2023年11月17日(金)
「求め、捜し、たたきなさい」
“Ask, Seek, Knock”
「求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。」(マタイ7:7)
冒頭の聖句で、主は私たちに3つのことをしなさいと言われています。「求め、捜し、たたけ」です。これは、この3つの違いを示唆しています。聖書を学ぶと、その違いがはっきりとわかります。
イエスは言われました。「だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」(マタイ7:8)。求めるとき、あなたは神に求めているか、信仰に基づいて要求しているかのどちらかです。それは主が次のように言われたのと同じです。「わたしに求めよ。わたしは国々をあなたへのゆずりとして与え、地の果て果てまで、あなたの所有として与える。」(詩篇2:8)。主は、求めれば与えられると言っておられるのです。
あなたが何かを求めるということは、誰かを探しているのではありません。実際に何かを追い求めることです。例えば、ある事柄に関する知識や情報を探したり、ある業界でのチャンスを探したりするかもしれません。主は「探しなさい。そうすれば見つかります。」と言われました。探しなさい、そうすれば、あなたは見つかるのです。
あなたが自分の地域を主に求め、主がそれを与えたとしましょう。あなたが自分の霊の中でコミュニティを受けたとしても、それを手に入れるためには、まだ信仰の行動を取らなければなりません。それがまさに主が行なわれたことなのです。「人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです」(ルカ19:10)。あなたが信仰によって歩みを進めるとき、捜しているものが見つかるでしょう。
「たたきなさい」は、祈りにおける重要性を教えます。イエスは、ある男が真夜中に友人を訪ねてきた例を挙げられました。彼は男に渡すパンを持っていなかったので、別の友人の家の戸をたたいてパンを求めました。その友人は、自分も家族ももう寝てしまったので起きようとしませんでしたが、その人はたたくことをやめませんでした。
そして、イエスは次のように言われました。「あなたがたに言いますが、彼は友だちだからということで起きて何かを与えることはしないにしても、あくまで頼み続けるなら、そのためには起き上がって、必要な物を与えるでしょう」(ルカ11:8)。イエスはこの3つを用いて、弟子たちに決してあきらめないこと、そうすれば、信仰は働くことを教えられたのです。
祈り
愛する父よ、満たされて、敬虔な人生のために必要なすべての備えが、キリストを通してすでに私に与えられていることを知り、感謝します。ですから、私は何でもイエスの御名によって求めて、答えを受け取ることができるように、開かれた招きを用います。アーメン。
参照聖書
(マタイ21:22)あなたがた信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。
(エレミヤ29:13)もし、あなたがたが心を尽くしてわたしを捜し求めるなら、わたしを見つけるだろう。
(ルカ18:1)いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために、イエスは彼らにたとえを話された。